ブログやサイトを使ってアフィリエイトをしている人達の中では、「なかなか報酬が上がらない・・・」と悩んでいる人もいますよね。
報酬が上がらない原因はいくつかあるのですが、全く上がらないという場合は”自分のスキルやレベルに合った広告を使用していない”ことが原因になっている可能性があります。
アフィリエイト広告は大きく分けて、成果報酬型とクリック報酬型の2つに分類できます。
成果報酬型の広告の場合はユーザーが紹介している商品を買ったり申込をすることで報酬が発生するので、売れる商品を選んだり・売るためのセールスライティングが必要になります。
成果が発生しないと、報酬にならないということですね。
一方でクリック報酬型はユーザーがクリックした時点で報酬になり成果が発生しなくても報酬が発生しますので、商品を選んだりセールスライティングをする必要ありません。
やることと言えば、アクセスを集める記事を書くだけですので、クリック報酬型の方が報酬を発生させやすいと言えます。
ですから、
「なかなか報酬が上がらない・・・」
と悩んでいるのであれば、少しでも早く報酬を発生させる広告として初心者におすすめしたいのがクリック報酬型です。
クリック報酬型のASPの中でも、もっとも多くの人が利用しているのが、Google AdSense(グーグルアドセンス)です。
アドセンスが選ばれる理由の一つとして他のASPに比べクリック報酬単価が高いということが挙げられますが、アドセンスはASP の中でもかなり規約に関して厳しいASPです。
審査に通らないと広告を取得することができないのは当たり前ですが・・・
この審査が厳しいんです。
少し前までは、”アドセンス申請のためだけに【5~10記事程度の簡単な日記ブログ】のような媒体を作って審査を通す”という方法が通用していましたが、今では通用しなくなっています。
ですから、今からアドセンスの審査を通すためには
【どこに出しても恥ずかしくないブログ】
をしっかりと規約に沿った内容で作ることが重要になってきています。
そこで、今回はアドセンス審査を合格するために最低限気を付けておくべき7つのポイントをお伝えしていきます。
これからアドセンスを申請する予定の方やなかなか審査が通らないという方は、審査に出す前にまずはこのポイントをクリアしているかどうかをチェックしてみてください。
【アカウント取得までの流れ】
まずはアドセンスアカウント取得までの流れを確認していきましょう。
アドセンスアカウント取得手順(2019年最新版)
こちらは無料ブログでも構いませんが、ドメインは独自ドメインが必須になります。
※無料ブログをそのまま利用したのでは審査に出せないため無料ブログを使って審査に出す際は、まず無料ブログと(自分で取得した)独自ドメインを紐付ける作業が必要になります。
また一番大切なことは、【このブログをルール通りに作れるか?】というところが、アドセンス審査に通過できるかどうかの全てになるということです。
ブログ作成のポイントはこれから順に解説していきますが、
最低限、以下の7つのポイントをしっかり守ってブログを作るようにしてください。
アドセンスの審査手順は変更になることがよくありますが、審査に受かるためのポイントは変わりませんので、参考にしてくださいね。
アドセンス審査に受かる為に気を付けるべきブログ作成7つのPOINT
1. 記事は1000文字以上で20~30記事程度書く
コンテンツのボリュームがチェックされます。
記事の内容は日記やお役立ち情報のようなものでもOK ですが、
記事を書く際は、次の3つは気をつけましょう。
- コピペは完全NG
- ユーザーに役に立つ情報を盛り込む
- アドセンス規約違反になるキーワード(お酒、たばこなどを推奨する内容)はNG
この3つはアドセンスの審査時以外のブログやサイト運営でも大切なことですので守るようにしましょう。
コピペは完全NG
他のブログ(サイト)や他人のコンテンツをコピペして自分の記事としてUPすることは、アドセンス審査に関わらず、絶対にやってはいけません。
ブログ(サイト)の評価が下がり上位表示出来なくなるというSEO上の問題があるということ以前に、そもそも著作権侵害となりますので十分に気をつけましょう。
どうしても引用したい場合は、
- 【blockタグ】を使い検索エンジンにかからないようにする
- 引用元を示したオリジナルサイトのURLを明記する
などの最低限のルールを守るようにしましょう。
※blockタグとは何か?ということや、引用についての正しいルールを知らない場合は、他者コンテンツの引用はしないほうが良いでしょう。
ユーザーにとって役に立つ情報を盛り込む
「ユーザーにとって役立つ情報」といっても、捉え方は人それぞれですし、難しく感じてしまうかもしれません。
そのようなときはまず、
「この記事に訪問し来てくれたユーザーは“何を求めているのか?”“どんな情報が書いてあったら喜ぶのか?”」
を考えてみると良いでしょう。
そう考えると、記事の内容が“ただの独り言のような文章”や“自分本位な内容”や“不確かな情報”になっているのはおかしいと気付くはずよね。
記事を書く時は”読んだ人にとって役立つ情報が含まれているかどうか”を意識しなくてはいけません。
ここまで読んで、
「自分には人の役に立つような情報なんて書けるんだろうか・・・」
と不安になってしまう方もいるかもしれませんが、
【自分にとっては当たり前のように知っていること】でも、知らない人にとってはとても役に立つ情報だと言えるものが意外とたくさんあるものです。
ですから、もし記事の内容に困ったときは【自分の得意分野】や【詳しいジャンル】についてのブログを書いてみることをお勧めします。
また、ユーザーが読みやすい、理解しやすい内容にするということが大切ですから、記事内では、”見出し”を付けたり”適度な改行する”など、ユーザーが読みやすくなる工夫をするようにしましょう。
アドセンス規約違反になるキーワード(お酒、たばこなどを推奨する内容)はNG
Googleやアドセンスの規約に反する内容の記事では審査に合格できません。
本人は気をつけているつもりでも気付かぬうちに規約違反に当たるキーワードが記事内に入ってしまっているケースもあるので、その点は十分に注意しましょう。
※規約違反キーワードについては次のパートで詳しく解説します。
以上3つのポイントに注意しながら、【記事は1000 文字以上で20~30記事程度書く】を心掛け、ブログを作っていきましょう。
もちろん、1000文字以上で20~30記事というのはあくまで目安となります。
文字数や記事数だけを意識するのではなく、あくまでもユーザーが読みやすい理解しやすいブログを作っていくコトを意識していきましょう。
2. アドセンスの規約に反するキーワードは入れない
アドセンスの規約を守らないと審査に合格できませんので、アドセンスのプログラムポリシーに沿った記事を書く必要があります。
コンテンツに関するアドセンスの規約には次のようなコンテンツを掲載するサイトや、そうしたコンテンツへのリンクがあるサイトに Google 広告を表示することはできないことが明記されています。
- ポルノ、アダルト向け、成人向けのコンテンツ
- 暴力的なコンテンツ
- 差別的な発言(人種、民族、宗教、障害、性別、年齢、従軍経験、性的嗜好/性同一性に基づく特定の個人や集団への差別を助長したり、
暴力を促したりするコンテンツを含む)や、嫌がらせやいじめなどに類するコンテンツ(個人や集団に対する攻撃を推奨するコンテンツ) - 不適切な表現
- ハッキングやクラッキングに関するコンテンツ
- 違法な薬物や麻薬関連の器具に関するコンテンツ
- ビールやハードリカーの販売
- タバコやタバコ関連商品の販売
- 処方薬の販売
- 武器、兵器、弾薬(銃火器、銃火器のパーツ、戦闘用ナイフ、スタンガンなど)の販売
- ブランド品やその他の商品の偽造品、模倣品の販売
- 講義内容や論文の販売や配布
- 報酬を提供して、広告や商品のクリック、検索、ウェブサイトの閲覧、メールの購読をユーザーに促すプログラムに関連するコンテンツ
その他の違法なコンテンツ、不正行為を助長するコンテンツ、他者の法的権利を侵害するコンテンツ性的な表現はもちろん、人種差別・暴力的な表現も使ってはいけません。
簡単に要約すると、
違法行為に関する記載はNG
健康を害する可能性のあるモノの推奨はNG
ということです。
詳しい内容はこちらのサイトを参照してください。
アドセンスの規約は、アドセンス審査中だけでなく今後のブログ運営をしていく上でも必ず守らなければならないことです。
万が一アドセンス規約に違反をしてしまうと、違反通知が届きます。
通知内容に対しての対応をしないと、最悪の場合アカウント停止になりますので気をつけましょう。
3. ブログ内の広告は出来るだけ外す
これも見落としが多いので気を付けましょう。
無料ブログや無料のアクセス解析などは勝手に広告が入ることもあります。
無料ブログであれば、テンプレート設定などの「広告」の設定で、すべて「表示しない」に設定しておきましょう。
SeeSaa ブログなどスマホ用のテンプレートがいじれる無料ブログなどは、念のためスマホビューの広告も外しておくと良いでしょう。
ただし「一つでも広告が貼ってあると審査に落ちる」というわけではありませんので、どうしても外せないブログサービスの広告がある場合はそのままでもOKです。
広告にこだわりすぎて作業が進められないと意味がありませんので、気にせずどんどん進めていきましょう。
他にも広告が表示されてしまうモノの1つに無料のアクセス解析があります。
申請中の使用は避け、審査に合格してから使用するとよいでしょう。
また広告以外にも、アフィリエイト広告リンクやブログランキングなどの外部リンクは控えておくのが無難です。
コチラに関しても、「外部リンクがあるから審査に落ちる」ということではありませんが、外部リンクを貼っていることでマイナス要因にはなれど、プラスの要因は一つもありません。
ちなみに、内部リンクについてはリンクを付けても問題ありません。
ユーザーにとって情報を探しやすくなりますので、ユーザビリティの面で考えると、内部リンクはあった方が良いと言えます。
4. 記事に画像を挿入をする場合は・・・著作権侵害にならないように
以前はアドセンス審査前のブログへの画像挿入はNGとされてきましたが、最近では著作権侵害に当たらない画像や動画は審査で問題視されることはありません。
むしろ、記事の内容にマッチした画像や記事内容の理解を高めるための画像は歓迎される傾向があります。
画像を使用する際は、
- 自分で撮影した画像や動画
- 商用利用可の著作権フリーの画像素材
などを使用してユーザーが分かりやすいブログ記事を作成しましょう。
許可を取っていない画像や動画は著作権侵害になるため、使用しないことをお勧めします。
画像を使用する場合は、著作権フリーの画像素材を提供しているサイトがありますので、自分で写真を用意するのが難しい場合は、こういったサービスを利用するとよいでしょう。
参考までにフリー画像で有名なサイトを1つご紹介します。
ジャンル問わず無料で著作権フリーの画像が見つけられますので利用しやすいと思います。
5. 記事のタイトルは記事内容が分かりやすいものを
タイトルは記事の内容がひと目でわかるようにしましょう。
記事タイトルをみてユーザーはブログに来ますので、求めている内容が書かれていると分かるようにするということです。
これはアドセンス審査だけでなく、アクセスアップにもつながることですので常に意識をしておきましょう。
タイトルを付ける時は、記事の内容を要約し、ユーザーが興味を持つような魅力的なタイトルを付けるようにしましょう。
アドセンスの審査になかなか通らないという方のブログを見てみると、
- ただの独り言のようなタイトル
- 単語を並べただけ(文章になっていない)のタイトル
- 自分しか理解できないようなワードを入れたタイトル
- ニュースサイトを下手に模倣したタイトル
- インパクトだけを意識して意味不明の日本語になってしまっているタイトル
などがよく見られますので、心当たりのある方は修正してみるとよいでしょう。
6. 問い合わせフォームを設置しておく
連絡先がハッキリしていることで、
- ユーザーは安心感を持つことができる
- グーグルからの評価もよくなる
といえますので設置しておいた方が安心です。
問い合わせフォームの設置は無料ブログとWordPressで異なりますが、どちらも簡単に設置できます。
無料ブログでは、問い合わせフォームがデザインに組み込まれていないこともありますが、無料のメールフォームがありますので、心配は無用です。
無料メールフォームで人気のある2社を紹介します。
フォームズ https://www.formzu.com/
フォームメーラー https://www.form-mailer.jp/
どちらも無料版の場合は広告表示されますが、フォーム構成項目(名前、メアドなど)の種類が多く、フォーム作成の操作もドラック&ドロップで簡単にでき、スマホに最適化したフォームを自動生成できます。
WordPressであれば、Contact Form 7というプラグインをインストールすると簡単に設置できます。
詳しい設定方法については、【ブログ 問い合わせフォーム設置】などのキーワードで検索するたくさん見つけられますので、自身のブログサービスに合わせて検索をしてみてください。
以上の6 項目を守れば大体は1 発で審査を通りますが、
念のためGoogle のプログラムポリシーは一読しておくことを進めします。
7. 定期的に記事を更新する
定期的にコンテンツが更新されているかというのもGoogle Adsenseの審査項目になっています。
更新が全くないと審査が通りににくくなる可能性がありますので、申請をする前後は定期的にコンテンツの更新するようにしましょう。
※少なくとも1週間に1本など。
アドセンス審査に通らない場合の対処法
「アドセンス審査が通らない」という相談を受けた中で、何件か似たような事例がありましたので、対処方法として参考にしてみてください。
申請に通らないからといって何度も申請しない
アドセンス審査期間は様々です。
数日で通知が来る人もいれば、数週間かかる人もいます。
連絡が来ないからという理由で何度も申請をすると、最初の申請ではなく後から申請した方を優先されることもある為、申請の度にスタートが遅れる可能性があります。
※最悪の場合、それでアカウント自体がダメになってしまったケースもあるので注意しましょう。
申請に出した後は焦らずに記事の更新をして結果を待ちましょう。
別アカウントを作ったりしない
アドセンスでは1人1アカウントと決められていますので、複数のアカウント取得は原則不可です。(個人・法人アカウントの両方を取得することは可能です。)
Googleアカウント自体はいくつも持っている方が多いかもしれませんが、複数のアカウントからアドセンス申請を行ってしまうと、アドセンスからアカウントの確認が入ります。
その間は審査されていないと思われますので、審査をスムーズに進めるためにも止めておいた方が良いでしょう。
アドセンスアカウントを昔持っていたかもしれない
アドセンスアカウントを持っていたかどうかわからないとか、ログイン情報が分からないという状況ではありませんか?
実際にアカウントを持っていた場合は、
新たにアカウントの申請を出すと、“非承認”になります。
この場合は、Google で旧アカウントの閉鎖をして新しいアカウント開設できるようにサポートしてくれますので、表示に従って進めていけば問題ありません。
作業としては1週間~2週間の余裕をみる必要はあります。
無料ブログのドメインでの申請は不可
アドセンスの申請は、無料ブログのドメインではできません。
ここで気を付けてほしいのが、
無料ブログのドメインではNGですが、独自ドメインであれば無料ブログで申請できるということです。
例えば、
シーサーブログという無料ブログサービスを使う場合、
そのままだとドメインは、【http://○○○.seesaa.net/】となり、アドセンス申請が出来ませんが、
シーサーブログに独自ドメインを設定することで、アドセンス申請は可能ということです。
無料ブログでも独自ドメインの設定ができるサービスが他にもありますので、
もし無料ブログを使ってアドセンスを取得したいという方がいれば調べてみてください。
YouTubeのアドセンスを持っている人の場合の注意点
YouTubeやBloggerで使用出来るアドセンスは、ホスト型AdSenseというシステムになっており、サイトやブログで使用するアドセンスとは異なりますので、そのままアドセンスコードを貼り付けても広告は表示されません。
YouTubeでアドセンスアカウントを持っている場合でも、サイトやブログでアドセンスをはじめる場合は別途申請(アップデート)を行う必要があります。
アップデートは次の方法で行うことができます。
アドセンス管理画面の左側のナビゲーションの
[広告の設定] ⇒[その他のサービス]⇒[アップグレード] の順にクリックし、
審査対象のブログURLなどをお申し込みフォームに記入します。
後は、アドセンスとURLをリンクつけするコードをサイト内に貼りつけると審査が開始されます。
最後に
アドセンスは審査が厳しいASPと言われていますが、
- ユーザーの役に立つ情報
- ユーザーにとって見やすいサイト
- アドセンスの規約に沿っている違法行為がされていない
という基本的なことを意識しながら、最低限のボリュームと更新頻度をクリアしているブログを作成出来れば、「審査に落ちてしまうかも・・・」とビクビクする必要はありません。
今回お伝えした必ず守るべき7つのPOINTは、
- 記事は1000 文字以上で20~30記事程度書く
- アドセンスの規約に反するキーワードは入れない
- ブログ内の広告は出来るだけ外す
- 記事に画像を挿入をする場合は・・・著作権侵害にならないように
- 記事のタイトルは記事内容が分かりやすいものを
- 問い合わせフォームを設置しておく
- 定期的に記事を更新する
という内容ですが、アドセンス審査前の最終チェックに利用するのがおすすめです。
アドセンス審査が始まると、審査期間は数日から数週間と人によって違うため「まだ結果が届かない・・・」と焦ってあれこれ試したくなりがちです。
そういった焦りを持たないためにも、6つのPOINTで最終チェくをしてから審査に出す様にしましょう。
チェックしておくことで安心して記事更新を続けられると思います。
しっかりと更新されているブログはアドセンス審査も通りやすいですので、ぜひ更新を続けてアドセンス審査に合格してくださいね。
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